イラストレーター

先日、イラストレーターという職業の方に初めて会いました。女性であること以外前情報が何もなく、アートの世界で生きる方ということで妄想が膨らんで、エキセントリックな風貌を勝手に想像していましたが、目の前に現れたその人は、小学校一年生の娘さんを連れていたこともあり、自分の娘の幼稚園で会うママさんのようなとてもかわいらしい女性でした。
ふわりと軽い空気のような、今日の(当日は台風一過)高く澄んだ空のような、そんな印象です。
打合せ(というかほぼ雑談の中で)小さい頃のこと、学生の頃のこと、今の創作活動のことなどを聞きました。少ない時間でしたが、違う世界で生きてきた人の話は面白く、たびたび出てきた「自由」という言葉が心に残りました。
建築の世界も法律や時間、お金(予算)など様々な制約があります。自分を振り返ると、そういった様々な錘に引っ張られ「こうでなければいけない」という枠の中で設計をしていたように思います。もっと自由に、真っ白い紙に思うままに線を描いていくように、「こういう家に住みたい」「こういう生活をしたい」「こうしたら気持ちいいでしょ!」という気持ちに素直でいいのかなという変化が自分の中に生まれたようです。

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